あえかなる世界の終わりに

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総合 シナリオ キャラ 主人公 音楽 システム
86 9 8 10 9 8 9


発売日
2005/12/22
ジャンル
ADV
メディア
DVD-ROM(約1.0GB)
シナリオ
ほしまる
原画
のり太
音声
女性のみフルボイス
声優
青山ゆかり、安玖深音、榊原ゆい、乃嶋架菜、海原エレナ、他
2曲(スイーツ探検隊、榊原ゆい)
CG枚数
81枚


<概要>
人々が地上を捨て、高度に電子化された地下都市「セドナ」に住んでいる時代。
家族をA.Iの誤作動による事件で亡くした主人公は、CQショットと呼ばれる競技のプロ選手として生計を立てていた。
そんな折、友人のボディガードをして欲しいという頼み事を受けることになるが…。
<シナリオ>
9
舞台設定が近未来であり、複雑な設定が多く出てくるので難しいです。
必要な説明はきちんとあるので、私はそれほどストレスなく進めることが出来ました。
設定を活かした展開や、伏線とその回収などうまく描かれてるな〜という印象です。
シリアスな話が続きますが、合間の会話ではコミカルで雰囲気を和ませるバランスも良。

展開や背景上、共通ルートが結構長めな上EDは一つで、後のルートはおまけという感じがします。
最後はややご都合主義的ではありましたが、スッキリしたいいラストではなかったかと思います。
<キャラ>
8
メインヒロインのリップルにスポット当たりすぎ。
というより、前述のように他ルートがほぼオマケ扱いなので、必然的にリップルが目立つ展開に。
彼女が好みかどうかでキャラの評価は変わってきそうです。
まあ、あまり嫌われそうにはないタイプですけどね、彼女は。
<主人公>
10
かなり好きな主人公。
行動力があり冷静さも併せ持ち(主人公特有の)鈍感ってわけでもない。んで、強い。
私の理想主人公にかなり近いです。
<絵>
9
特徴的ではありますが、可愛い絵です。
立ち絵のバリエーションが多いというのが最初の印象。
イベントCGも含め完成度は高いと思います。

CG枚数81枚。
少し少なめです。ボリュームから見るともう少し欲しかったですね。
<音楽>
8
可もなく不可もなく。
雰囲気を壊さない曲ばかりでしたが、それほど印象に残る曲はなかったです。

ED曲はかなりお気に入り。
ラストの余韻で聞くのもいいですが、単体で聴いてもいいです。
<システム>
9
プラスアルファはそれほどないですが、必要な機能は揃ってます。

システム音声としてリップルが話してくれますが、出来れば他のキャラの声も選べたらなと思いました。
まあ、システム音声というより、LOSのNAIPという設定で話してくれてるんでしょうけどね。
<総合>
86
ハードボイルドでミステリーなシナリオです。
近未来ということもあり特殊な設定がありますので、そこで好みが分かれると思います。

全体的にはバランスの取れた良作ゲーだと思います。
ヒロイン以外の声がないのはマイナス要因ですが。

裏の世界ってやっぱいいな…。
(以下ネタバレ)
登場時は圧倒的な存在感と強さを見せたアーティスト。
しかし、その後はほとんど強いトコ見せられなかったですね。
好きなキャラだったので残念です。

(ネタバレおわり)
<お気に入りキャラ>
長谷川柚子
リップルと悩みました。
性格のみならリップルなんですが、外見があまり好みではないので総合評価で彼女に。
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