リトルバスターズ!エクスタシー

『Key』 オフィシャルサイトへ

総合 シナリオ キャラ 主人公 音楽 システム
82 8 9 7 9 9 9


発売日
2008/07/25
ジャンル
恋愛ADV
メディア
DVD-ROM(約4.8GB)
シナリオ
麻枝准、樫田レオ、都乃河勇人、城桐央
原画
樋上いたる、Na-Ga
音声
あり
声優
民安ともえ、まきいづみ、涼森ちさと、鈴田美夜子、一色ヒカル、柚木かなめ、風音、他
6曲(Rita、Lia)
CG枚数
143枚


<概要>
子供の頃、辛いことがあってふさぎ込んでいた主人公の前に、4人の子供が手を差しのばしてくれた。
それからは彼らといつも一緒に遊んでいた。
これからもずっとこんな楽しい時間が続くことを願って…。
<シナリオ>
8
コンセプトは友情がメインです。
ですので、ヒロインはオマケです。注意しましょう。

基本の流れは個別END→鈴END→Refrain(TrueEND)→EX追加キャラENDとなります。
シナリオ全体としては、狙ったギャグが寒いというのがちらほらありましたが、要所での面白さはさすが。
何気ない日常会話の中に楽しさがいっぱいという感じでした。

個別ルートはかなり微妙…。
急展開な上に鬱。
更に奇跡で解決と、首を捻る話ばかりでした。

逆にRefrainは秀逸。
中盤からラストまで、伏線を回収しつつ怒涛の展開は引き込まれます。
ここでは完全に男の友情がメインでヒロインは空気です。

EX追加キャラの3ルートはどれも安定したいい出来だったと思います。
前作プレイ済みの人でも満足できるのではないでしょうか。たぶん。
<キャラ>
9
とびぬけていいというヒロインはいませんが、個性的ないいヒロインが多かった印象。
このゲームNo.1萌キャラのクドが可愛すぎ。
(>_<)「わふーっ!」

そして、来ヶ谷や佳奈多のデレも予想以上に可愛かった。

とはいえ、この作品のメインキャラは男たち。
3人の男キャラは全員、かっこよさと馬鹿さを併せ持ったいいキャラです。
特に真人が一番カッコイイと思いました。(馬鹿だけど)
Refrainラストの彼のかっこよさは異常。
<主人公>
7
主人公というよりヒロインな主人公。
気弱で平凡、女の子っぽい主人公です。
優しいし、しっかりした考えが出来るし、行動しようという心も持ってるのですが、アドバイスがないと行動に移せないという残念な子。
他3人の男キャラがカッコイイので、余計情けなく見えてしまいます。
それでも徐々に成長していきますので、Refrainあたりではしっかり活躍してくれます。
<絵>
9
背景を含め全体的に高いレベルです。
2人の絵師がいるため、若干違和感があったりなかったり。
ミニゲームもしっかり描かれています。
個人的にEDの演出がお気に入り。

CG枚数は143枚。
多めですがシナリオの長さを考えると妥当という気もします。
<音楽>
9
相変わらずのレベルの高さですが、過去のKey作品と比べるととびぬけた名曲は無いかなという印象。
それでもBGMも含め良曲はたくさんあります。
6曲あるボーカル曲ではOPが一番好きかな。
<システム>
9
必要な機能はほぼ全て揃ってます。
シナリオが長い上に共通が多いのに、スキップが遅いのはマイナスでした。
あと、地味にセーブ画面が見づらい。
シーン画面ぐらいは表示して欲しかったですね。
<総合>
82
Refrainをやってこその作品。
それまでの話の流れや出来が結構残念なので、そこでギブしないようにして欲しいです。
Refrainまでの30時間に耐えられるなら買いの一品だと思います。

(以下ネタバレ)
個別での急展開は言わずもがなですが、Refrainでもいくつかありました。
一番気になったのが、ナルコレプシーの克服の描写。
結構な伏線張ってた割にはあっさりしていたな〜と思いました。

もうひとつ気になったのが、沙耶のラスト。
話の流れからしてああいうラストしか無理だったんだろうけど、できればすっきりとしたハッピーエンドが見たかったです。
好きなキャラだっただけに。

(ネタバレおわり)
<お気に入りキャラ>
来ヶ谷唯湖
賢いが茶目っ気たっぷりな姐御。
デレた時の可愛さがかなりツボでした。
関連商品

レビューTOP
inserted by FC2 system