ジャンル
シナリオ
原画
声優
ボーカル曲
2009/07/24
エモーショナルAVG
朱門優
やすゆき、ヨダ
青山ゆかり、有栖川みや美、さくらはづき、他
3曲(WHITE-LIPS)
シナリオ 7
非常に人を選ぶシナリオです。
難しい言い回しと薀蓄を随所に散りばめた独特の表現方法は好みが分かれるでしょう。
個人的な印象としては、無理に難しい文章で誤魔化してるだけで、その実重要なことは表現できていないように感じました。
芸術、学園、キャラ、主人公等を褒める文(「素晴しい」「優しい」「強い」等)は多くありますが、プレイヤーが実際に感じられる描写はほとんど無いです。
その為にそのような文を見ても「ふ〜ん」としか思えないんですよね…。
日常シーンでもクスッとくることは多々ありながら、非常に悪いテンポとタイミングの悪い薀蓄がネックとなって中々楽しめませんでした。
キャラ 8
個性はともかく、いいキャラが多いことは間違いないです。
魅力があるというより、人間的に「良い子」と言ったほうがいいかもしれませんが。
ただ、皆「良い子」過ぎて気を使いすぎな気がします。
空気を読んだり、気を使ったりするのが悪いわけではありませんが、あまりに多いと鼻につくこともあります。
主人公 6
バカでメルヘンチックな鈍感王。
もはやヘタレとか鈍感とかそういうレベルじゃないです。
頭がおかしいです病院に行きましょう。
まあ、設定というか過去からして仕方ない部分もあるのかもしれませんが、それにしても…。
その他
絵・音楽・声はすべてハイレベル。
特に背景はとても美しいです。
更に演出がすばらしい。
落ち葉などの細かな演出から、立ち絵のカットイン、カメラワーク等、背景と合わせてとてもいい雰囲気を作っていました。
総評 72
※注意
この作品は基本1本道であり、攻略可能キャラはひよ1人となります。
攻略は1人だけとかエロシーンが1回しかないとかこれってエロゲ?とかの議論はさておき、この作品が好みの分かれる作品であることに間違いは無いでしょう。
私はファンタジーも厨二も超展開も嫌いではないですし、難解な表現もそれが必要でかつ納得できるものであるなら構わないというか、むしろ好きです。
ですがこの作品の場合、それの多くは蛇足でしかなかったなと。
設定や超展開を不必要に細かく描写したり、心理や状況をムダに遠回しな表現にするのは違う気がします。
もう少しテキストのメリハリがあれば印象も大分変わったと思うんですが。
お気に入りヒロイン
夢乃蘭
明るく朗らかロリ巨乳。
アララギ可愛いよアララギ。
ただ、頭取のくだりは必要なかったと思います。