＜概要＞

高級ホテルのスイートルームで暮らす大金持ちの主人公。
ある日、上流階級が集まるパーティーに出席した主人公は、自分のメイド達を自慢する出席者たちに「メイドを扱えない男は、一流の男とは言えない」と言われ憤慨する。
さっそく屋敷を購入し、メイドを募集する主人公だが…。

＜シナリオ＞

7

金も地位も持っている自信家の主人公が、メイドとのふれあいから成長していくADVです。
トラブルはいろいろあるものの、基本はほのぼのとした雰囲気で進んでいきます。


共通ルートを経て個別に分かれる基本的なシステム。

共通ルートでは、自信家で自分が一番と思ってる主人公と、メイドたちが衝突しながらも仲良くなっていきます。
シリアスはなく、ほのぼのドタバタの繰り返しといったところです。

個別に入ると、徐々にシリアスな場面も。
しかし、主人公の熱さもあり、それほど重くなることはありません。
最後はハッピーエンド。
ややご都合主義的ですが、こんなものでしょう。

＜キャラ＞

7

現役学園生メイド。
典型的嫌悪系ツンデレです。

明るく活発ながらやや直情的な所もあり、主人公の喧嘩相手になっています。
行動力もあり、常にみんなの中心にいます。

デレに入った後でもたまに素直になれないなど、ツンデレの見本のようなキャラです。

完璧超人なメイド長。
過去の主人たちが、どんな悪人であろうと、必ずと言ってよい程「いいひと」になる伝説を持つ。

優しくおおらかな人で、常に笑顔。
屋敷の中では、優しく見守りながら困っていたら手を貸す、お姉さん的役割です。

個別では若干のシリアスが入り、夕絵さんの違う一面も見れます。

幼馴染なご令嬢。
主人公の元婚約者だったが、忘れられていた可愛そうな人です。

主人公のそばにいたいが為メイドになりますが、お嬢様ゆえまったく役に立ちません。
元々ドジで要領悪いのに、一途で一生懸命なので、応援したくなります。

西洋人形の様な容姿をした超美少女メイド。
無口で無愛想な上、まったく家事をやりません。

無口でほとんど会話に入ってきませんが、時々鋭いツッコミを入れてきます。
たまに会話に反応してくれるとうれしくなります…。

個別では、いきなりファンタジー要素が…。

執事見習い。
さわやかで元気な働き者。

主人公と南をなだめたり、藍理と仲良くしたりと、屋敷内メンバーの潤滑油として活躍。
仕事も出来て我慢強い、部下に一人は欲しいヤツ。

彼の秘密に関してはあえてノーコメント。

あまり人数は多くありません。
インパクトはやはり隠し子（？）野乃花が強いです。
あと、個人的に麗奈がお気に入り。
かっこよかったです。

＜主人公＞

7

完璧超人なのになぜかそう見えないひと。
頭もよく仕事も出来、更に努力家と完璧なのですが、性格が子供っぽいのでどうしてもそう見えません。
常にテンションが高いこともあり、余裕があまりないように見えるのが原因でしょうか。
決めるときは決めてくれるいい主人公だとは思いますけどね。

＜絵＞

7

やや淡い感じの可愛らしい絵です。
絵師さんが２人ですが、私はほとんど気になりませんでした。

CGは110枚。
多くも少なくもなくといったところです。

＜音楽＞

7

OPはアップテンポな曲。
キャラゲーの曲って感じです。良くも悪くも。

EDはしっとりしたバラード。
ラストの余韻を楽しめる曲でしょうか。

＜システム＞

6

基本的機能はあります。
気になったのは最初の画面で機能設定ができない点。
音量調整や、速度調整が５段階や３段階だったことも含め、ちょっと使い難かったです。
あと、パッチを当てないとシーン回想がありません。
パッチ適用前のセーブデータは使えませんので、始める前に当ててください。

セーブ数は45箇所+クイックセーブ1箇所。
セーブ日時のみ保存されます。
数も少なく、こちらも使いづらいです。

＜総合＞

72

あまりシナリオに深さはなく、ゆえに矛盾もなく綺麗に終わるといった印象でした。
基本的なキャラゲーですね。

ラストはキャラの心情変化をあまり描写されずにエンディングだったので、強引な印象を受けたのは残念でした。
基本はあまり難しいことを考えず、ぼ〜っとプレイするのがよいかと。
（以下ネタバレ）
かなた自体は好きなキャラなんですが、男装キャラは苦手なので残念…。
男キャラとしてサブで出てくれたほうがよかったです。
あと、大人野乃花とのシーンも要らなかった…。
可愛い娘として見ておきたかったのに。
（ネタバレおわり）

＜お気に入りキャラ＞

成瀬南
ツンデレのお手本です。