<概要> |
最先端技術を集めた近未来型学園に転校してきた主人公。
しかし巨大台風直撃を受け、そのほとんどは機能停止だった。
主人公は成り行きで学園復興委員会に入り、トラブル修復に走り回るのだった…。 |
<シナリオ> |
7 |
学園のトラブルを仲間たちと一緒に解決していこう!というドタバタラブコメです。
テンポのいいシナリオが、高いテンション一辺倒で進んでいきます。
この作品をプレイする上で重要なのが、高いテンションに付いていけるかということ。
難しい展開や伏線はほとんど無くノリと勢いで話が進むので、そのテンションに付いていけないのなら厳しいかもしれません。
青春を表現したかったのでしょうが、全体的に青臭いです。
少しなら微笑ましいのですが、大半なのでさすがに少し引いてしまいました。
それと気になったのが、日常シーンで結末まできちんと描かれてないこと。
起・承・転まできて次の日…って感じになるのは拍子抜けしました。
選択肢はほとんどありません。
2つの選択肢後個別ルートに入ります。
各ルートの展開がほとんど同じの為、何人かクリアしていくと飽きが来てしまうかもしれません。 |
<キャラ> |
6 |
とにかくみんなテンション高いです。
メインヒロインから立ち絵無しのモブキャラまでノリがいいですね。
無口キャラ設定の手鞠でさえ、普通にセリフ多いです。
テンションに付いていけない私としては、低評価にならざるを得ませんが…。
どちらかというと、サブキャラに魅力的なキャラが多かった気がします。
人数も攻略可ヒロインよりサブヒロインのほうが多いですしね。
私的には副会長がお気に入り。
彼女の完璧超人っぷりとお茶目さがいいです。 |
<主人公> |
7 |
女の子に弱い純情シャイボーイキャラな主人公。
女に免疫無さ過ぎだろ…中学生か!
と、ツッコミを入れたくなります。
基本的にスペック高い設定ですが、イマイチ活かしきれていない気がします。
感情的になったりヘタレたりと、肝心なところで使えない感じ。
明るく行動力がある好青年なんですけどね。 |
<絵> |
8 |
活き活きしていて綺麗な絵です。
立ち絵のパターンも豊富ですし、丁寧に作られていてレベル高いです。
手鞠が起床ベルを鳴らしているデフォルメ絵が可愛すぎ。
この作品は演出に力を入れているようで、かなり多いです。
ただ、こちらも勢い重視の演出が多いので個人的にはアウトでした…。
驚いてるシーンで画面を揺らしたり、集中線を多用した演出は好みではありませんでしたね。
これは人によると思いますが。
CG枚数は97枚。
少し少ないですがシナリオの長さもそれほどありませんし、妥当だと思います。 |
<音楽> |
8 |
全体的にほのぼの系か明るい系の音楽です。
ボーカル曲はどちらもテンポのいい明るい曲。
BGMも含め作品の雰囲気に合っているものばかりでした。 |
<システム> |
9 |
機能の不満はありません。
必要な機能に加え、オートポインタ機能やエフェクト切り替え機能などの追加機能も充実してました。 |
<総合> |
68 |
ノリとキャラ萌えがメインの作品だけに、私的には両方ダメだったのでこんな低評価になってしまいました。
ですが、難しく考えずノリのいい楽しい話が欲しい人は十分お勧めなのではないでしょうか。
「てまー」の可愛さは異常。
(以下ネタバレ)
獅子ヶ崎学園の秘密をあれだけ引っ張っておいて、ファンタジーってオチにはちょっとがっかりでした。
ノリと勢いはいいですが、ラストがご都合主義ばかりというのはどうかと思います。
(ネタバレおわり) |
<お気に入りキャラ> |
蓮見一乃
判断力、決断力に優れたカリスマ会長。
と思いきや、ずぼらでいたずら好きで恥ずかしがり屋。
照れてる顔が可愛いです。 |