コンチェルトノート

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総合 シナリオ キャラ 主人公 音楽 システム
90 9 10 10 8 8 9


発売日
2008/10/23
ジャンル
成長と絆を描く学園純愛ADV
メディア
DVD-ROM(約1.5GB)
シナリオ
桐月
原画
オダワラハコネ
音声
主人公以外フルボイス
声優
かわしまりの、夏野こおり、みる、風音、榊原ゆい、他
3曲(NANA、中山マミ、Riryka)
CG枚数
113枚


<概要>
不運に魅入られた人生を送ってきた主人公は、その不運のために学園を辞めることになってしまう。
途方にくれた主人公だが、幼馴染の助けで彼女の学園に通えることになる。
新しい生活を送ろうとする主人公だったが、彼の前に現れた一人の少女の言葉によって、またしても窮地に立つことに…。
<シナリオ>
9
運と絆をテーマにファンタジー要素を含んだギャグあり、シリアスありのシナリオです。
この作品はフローチャート形式という珍しいシステムになってます。

フローチャートですが、条件を満たさないと選択肢が出ないため次ルートに進めないということが起こるので注意です。
しかし選択肢ごとにセーブをするという従来の手間が要らないので、基本的には便利だなという印象でした。
但し、アイテムやフローを全部集めようとすると、さすがに面倒だと思います。

シナリオはテンポ良く、特に日常シーンではキャラの面白い掛け合いがあるので、退屈せずに進められました。
馬鹿げた電波系イベントあり、シリアスな場面ありというメリハリが利いたシナリオだったと思います。
一つ気になったことは、特殊な設定なのでしかたないですが、説明が長く難解だという印象はありました。
とはいえ十分理解できる内容でしたので、それほど気にすることも無いと思います。

いろんなところに細かいネタが入っているのがいいですね。
「全米さんは涙腺が弱すぎる」がかなりツボでした。
<キャラ>
10
印象度の違いはあれど、ほとんど全てのキャラが個性的ないいキャラでした。
基本的にみんなノリが良くボケツッコミできてるとこが好印象。
サブキャラも男女問わずいいキャラが揃ってます。
南条やミャーちゃん先生なんていい女過ぎるだろ…。

個人的に小夜璃さんがかなり好きです。
何でも出来るクールなお姉さんキャラと思いきやお茶目だったり、ノリがよかったり、ぞうきんも縫えなかったり。
もう少し長いルートが欲しかった人ですね。
<主人公>
10
とにかくカッコイイ主人公。
頭の回転も速く、判断力、行動力もある。
さらにボケもツッコミも出来るオールラウンダーな主人公です。
アレだけ不幸な目に遭いながら、ポジティブに振舞う姿勢はとても好感が持てます。
08年度で最も好きな主人公でした。(まだ終わってないけど…)
<絵>
8
キャラデザ自体はとても好きです。
あまり好き嫌いのない可愛らしい絵だと思います。
しかし、キャラの立ち絵が崩れているものが一部あり、少し気になりました。
立ち絵の種類も多くは無く、完成度という点では少し残念に思います。
<音楽>
8
OPはアップテンポな曲、EDと挿入歌は落ち着いたバラードです。
個人的にはEDが一番好きですかね。
BGMも含め全体的に可もなく不可もなくといったところでしょうか。
<システム>
9
フローチャート形式という珍しいシステムでしたが、結構便利でよかったです。
それ以外の機能もしっかり揃っていますし、プレイする上でストレスを感じることはありませんでした。
<総合>
90
ルートによって若干完成度に差があったように感じます。
莉都ルートはかなりの完成度です。
不覚にも最後泣きました…。

それ以外のルートでは長さ、厚み共に少し劣っているように感じます。
とはいえ、どのルートも十分良作といっていい出来だったと。

できれば莉都ルートはラストに持ってくることをお勧めします。
(以下ネタバレ)
整髪剤なんかでムリヤリポニーテールにする事件ってフル○タで見たような…。
いや、別にいいんですけどね。

真面目な疑問点として、なんで会長にタマが見えなかったんでしょう。
私が謎解きを見逃したのかな〜。
それと、莉都への最後のお願いはラストどっかに絡ませて欲しかったなと思いました。

(ネタバレおわり)
<お気に入りキャラ>
神凪莉都
小夜璃さんと凄い迷いますが、印象の深さという点でこちらに。
頭が良く運動も出来る、美人で金持ちな完璧超人。
なのに天然というギャップ萌え。
漢らしさと女の子っぽさの同居もいいギャップでした。
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