戦女神ZERO

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総合 シナリオ キャラ 主人公 音楽 システム
82 8 8 8 9 8 8


発売日
2008/06/13
ジャンル
ファンタジーRPG
メディア
DVD-ROM(約3.8GB)
シナリオ
松江旺來、矢田影見
原画
鳩月つみき
音声
女性のみフルボイス
声優
かわしまりの、知七、富樫ケイ、芹園みや、新堂真弓、海原エレナ、他
2曲(ちづ)
CG枚数
143枚


<概要>
嵐の神の使いとして、苦しめられる人々の為に戦っている主人公。
そんなある日、主人公は神器を浄化する方法を探すよう命ぜられる。
旅に出る主人公だったが、やがて神器と神の力を奪い合う運命の戦いへと巻き込まれていく…。
<シナリオ>
8
戦女神シリーズ最新作ながら、時系列的には最も古い時代のお話です。
前作未プレイでも基本的には大丈夫のようです。
私は戦女神Uをプレイしたことがあると思ってプレイしてみると、実は未プレイだったという罠。
更に、幻燐の姫将軍シリーズのようなSRPGだと思っていたら正統RPGだったという二重の罠が。
私はダンジョン探索が苦手なので(迷ってしまうので…)RPGをやらないんですが、思い切ってプレイしてみました。

今作は過去編で、未来が決まっていることもあり一本道です。
シナリオは通して鬱展開。
主人公は常に辛く苦しい状況に晒されます。

世界観等の設定は長期シリーズということもあり、さすがの厚みを持っています。
それに比べ、シナリオ自体は驚くような展開や伏線もあまり無く、やや平坦な印象を受けました。
<キャラ>
8
今作は4つの世代に渡ってのプレイとなり、その世代ごとのキャラが出てきます。
結果としてキャラの入れ替わりが激しく、キャラ描写もそれほどしっかりされていないので愛着がわきにくいです。
このあたりもシナリオ上仕方ないことなのかもしれませんが…。

いいキャラがいても出番が少なかったり、扱いが酷かったりと残念に思うことが多々ありました。
<主人公>
8
記憶を無くしても必死に生きる主人公。
主人公の記憶が無いという設定は良く聞きますが、あくまでプレイ開始前だからアリなのかと思います。
プレイ途中で私も知っていることまで忘れられると、若干ストレスを感じてしまいました。
それまでは好きだったのに一歩引いて見てしまい、感情移入が出来なくなったり。
これも未来がそうなっているので仕方ないことなんですけどね。
主人公自体は辛いことがあっても前に進もうとするカッコイイ人です。
<絵>
9
相変わらず若干クセのある絵ですが、過去作に比べ大分やわらかくなった気がします。
個人的にはかなり好きです。
CG、立ち絵共に丁寧に作られていると思います。

CG枚数は143枚。
そこそこ多いです。
<音楽>
8
ボーカル曲は激しいOPとしっとりとしたED。
私はどちらも微妙でしたが…。
BGMはかなりレベル高いです。
雰囲気に合った曲が多く、緊迫感を高めてくれました。
<システム>
8
まず、ダンジョンを含めたバトルシステムの評価から。
ゲームバランスはかなりいいです。
武器や防具の属性を考えないとすぐ苦戦します。
システムは細々とした使い辛さがあってストレスに感じることも。
オートと防御はもう少し使いやすくして欲しかったですね。
更に、キャラがすぐ入れ替わるので育成する気がおきないのも残念です。

続いてADVシステム。
こちらは同ブランド作品の中でもかなり良くなってます。
基本機能はもちろん、キャラ個別設定やオートポインタなどの機能もかなり充実しています。
フレームシステムは不満ですが。
<総合>
82
いくつか不満もありましたが、全体的なレベルは高いです。
私は前作をプレイしていませんが、プレイしてみたいと思いましたし。

ただ、シナリオが一本道であることや自由度がそれほど無いことからも、エウシュリーの売りの一つであるやりこみ要素は少ないと思います。

(以下ネタバレ)
主人公に感情移入して楽しむタイプの私としては、主人公が変わるのはかなりのマイナス要素になってしまいます。
その意味ではハイシェラ主人公編は要らなかったな〜と。
それと、バリハルト神殿キャラの扱い酷すぎじゃね?
カヤのヤンデレ化はまだいいとして、ラウネーやカミーユの扱いが…。
死ぬのは仕方ないとしても、スフィーダぐらいの見せ場が欲しかったです。

(ネタバレおわり)
<お気に入りキャラ>
サティア
可愛いです。
清純派かと思いきや、意外とキレのある切り返しができるところが良かった。
「私の裸を最初に見せるのは、貴方と二人の時にするわ」
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