夏空カナタ

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総合 シナリオ キャラ 主人公 音楽 システム
76 7 7 8 9 9 10


発売日
2008/05/23
ジャンル
空と海のADV
メディア
DVD-ROM(約1.6GB)
シナリオ
天宮リツ、玉沢円
原画
音声
主人公以外フルボイス
声優
夏野こおり、成瀬未亜、みる、他
2曲(霜月はるか、榊原ゆい)
CG枚数
88枚


<概要>
常夏の島「塔弦島」にある親戚のペンションを手伝いに来た主人公。
そこで主人公は少女と出会う。
主人公は楽しい日々を送りつつも、徐々に少女の秘密を知っていく…。
<シナリオ>
7
ほのぼの系かと思いきや、シリアスでファンタジーなお話です。
いろいろな設定がありますが、あまり使いこなせてない印象があります。
特に由比子ルートはいろいろとぶっ飛んでいて、最初に攻略するとギブアップ必至です。

共通ルートはほぼ無く、すぐに個別に入ります。
選択肢も多くなく、序盤以降はED分岐がいくつかあるのみです。

問題解決が基本で、恋愛話はほとんどありません。
それなのに終盤はかなりご都合主義になっていて、短さと相まってかなり残念です。
日常シーンはギャグも織り交ぜつつ、ほのぼの展開でかなりいいんですけどね…。
テキスト自体は誤字もほぼ無く、テンポのいい読みやすいテキストになってました。
<キャラ>
7
ヒロイン同士の絡みがないからか、感情移入し難かったです。
サブキャラの2人がいいキャラだったので、攻略したかったな〜と思います。
特にミホさんかっこいい。かなり好きです。

主人公やヒロインが自分勝手なこと言って結構イライラしましたが、そのたびにサブキャラの大人たちが正論言ってくれたのでスッキリしてました。
<主人公>
8
力の無い普通の学園生なりに頑張ってる主人公。
大人たち相手にも自分の考えをはっきり伝える気持ちのいい主人公です。
たまに頑張りすぎでウザい時もありますが…。
ただ基本的には普通の青年なので、よくよく考えると何もしてない気がしなくもない。

注)上記は茅羽耶、沙々羅ルートでの主人公であり、由比子ルートではただの鈍感なヘタレに成り下がります。
<絵>
9
いちばん印象に残ってるのは海の描写。
最初見たとき思わず声出ました。
OPアニメーションも高い完成度だと思います。

CG、立ち絵共に丁寧に作られてます。
私的にデフォルメキャラが好きです。

CGは88枚。
少なめですが、シナリオが短くヒロインも少ないのでこんなもんでしょう。
<音楽>
9
ボーカル曲、BGM共に落ち着いた曲が多いです。
特にボーカル曲はいい。
OP、ED共にしっとりした中に力強さがあり、かなりいい曲だと思います。
ラストにED曲をかぶせるのはいい演出でした。
<システム>
10
ほとんど文句の付けようの無いシステムです。
必要機能のほか、オートポインタやキャラ個別設定に加え、前後の選択肢移動はかなり便利でした。
コンフィグ画面の見やすさも含めほぼ完璧です。
<総合>
76
様々な設定を作り、伏線を張りまくったが最後はご都合主義で終わった作品。
個別に見ればいいところも多くあったんですが、結果的にこの評価になってしまいます。
せっかく面白い設定だったので、もう少しうまく使って欲しかったです。
とはいえ、由比子ルート以外はそれなりにいい作品だったかと思います。
絵は可愛いし、日常シーンは面白いですしね。

(以下ネタバレ)
由比子ルートに関してはもはや何も言いません。
茅羽耶のEDに関して、グッドエンドはどうなんでしょう。
お互い記憶が無いままなら、これまでの話はなんだったのかと。
せめてどちらかに思い出す兆しぐらいはあって欲しかったな〜。

(ネタバレおわり)
<お気に入りキャラ>
上坂茅羽耶
料理してる茅羽耶可愛すぎ。
黒髪ロング好きなので髪切りイベントはドキドキでしたが、ショートもかなり可愛くてよかった。
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