ヨスガノソラ

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総合 シナリオ キャラ 主人公 音楽 システム
82 8 9 6 10 9 9


発売日
2008/12/05
ジャンル
ADV
サイズ
約2.1GB
シナリオ
太刀風雪路、朝倉誠理
原画
音声
主人公以外フルボイス
声優
月城真菜、木村あやか、五行なずな、遠野そよぎ、白波遥、他
2曲(Rita)
CG枚数
79枚


<概要>
両親を亡くした主人公は、双子の妹と2人で暮らすために田舎にある亡き祖父の家に移る。
幼い頃遊びに来た際に出会った友との再会や、新しい学園での友人とのふれあいが主人公を癒していった。
しかし、そんな静かな生活にも徐々に変化が訪れる…。
<シナリオ>
8
田舎でのほのぼのとした雰囲気を持ちつつ、人とのつながりを描いた作品です。
選択肢は少なく、最初の3つぐらいで決まります。


このゲームは個別ルートで両想いになるまでが面白いです。
特に、キャラ同士の掛け合いがいいですね。
テンポがよく、ボケもいろんなバリエーションがあって面白かったです。

その後の展開はムリがあるというか、矛盾した話が多かったかな〜と。
それほど盛り上がることも無く、ご都合主義ぎみなラストを迎えます。
悪くは無いんですが、特別良くも無かったですね。


難しい表現や伏線はないので読みやすいとは思います。
<キャラ>
9
キャラ立ちが皆しっかりしてます。
キャラ同士の絡みが多いので、個性がはっきりと出ていいと思います。

たまにブチ切れる一葉に笑ったり、憎めないダメ女っぷりを発揮する初佳さんにニヤニヤしたり、やひろさんの「ありがとー!」に吹いたりと、なかなかに楽しませてもらいました。


恐らくこのゲームの最萌キャラであろう穹ですが、最初はあまりのワガママ加減に好きになれませんでした…。
プレイしていくにつれ、照れたりデレたりと少しずつ魅力を発揮してくれましたね。
照れた時の「…バカ…」の破壊力はマジ異常。
<主人公>
6
ものすごい影の薄い主人公。
ヘタレの上、ようやく行動しても深く考えてない見切り発車っぷりを発揮。
優しく純情で真っ直ぐとゲーム内では高評価ですが、それを打ち消すほどの低スペックは残念の一言です。

「覚悟」や「責任」って言葉をよく使ってますが、具体的には何も考えてないのでは?と思うことが多々ありました。


自分の事を「僕」という主人公はダメだという私的ジンクスはまだ健在だったようです。
<絵>
10
橋本、鈴平両氏ということで、さすがに綺麗です。
CG、立ち絵共に文句の付けようがありません。
特に立ち絵の安定度が凄いですね。
このゲーム最大の売りなのは間違いないでしょう。

CG枚数は79枚。
シナリオは短めですが、もう少し欲しかったように思います。
<音楽>
9
ボーカル曲、BGM共に高水準です。

ボーカル曲は共に落ち着いた感じの爽やかな曲。
特にEDは洗練された綺麗な歌で気に入りました。

BGMも田舎の雰囲気を出す曲が多く、ゲームに合っていた思います。
<システム>
9
特に不満はないです。
必要な機能の他にも個別設定など、十分満足できるシステムでした。
選択肢も少ないので、セーブ数も十分足りるかと思います。
<総合>
82
なんだかんだ言ってもこの作品が穹ゲーであることは間違いないでしょう。
よって、穹を気に入るかどうかはこのゲームを評価する重要ポイントであると思います。

実妹(しかも双子)ということで、近親ネタに耐性ない人は注意です。
私は近親ネタがダメな人なので、もし大丈夫だったならもう少し評価高かったかも。

(以下ネタバレ)
結局穹ルートのラスト何の解決にもなってない件。
内輪のメンバーには祝福されたみたいだけど、肝心の暴露シーンは完全省略。
それ以外の人たちに至っては触れられてもいません。
それほど「妹」を強調してもいませんし、近親ネタを使う意味があったんでしょうか…。

(ネタバレおわり)
<お気に入りキャラ>
天女目瑛
天然キャラかと思いきや、一番大人でしっかりしてます。
意外と頭もいいし、空気も読めるハイスペックキャラです。
一番不幸なのにいつも笑顔でそれを感じさせません。
「あはー」
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